アルミホイールの品質管理徹底に向けて

はじめに オートウェイは、今後ともすべてのお客様に安心して弊社製品をお使いいただくため、 安全を第一に考えた品質管理・取り組みを推進してまいります。
  • アルミホイール品質管理の徹底
  • 安心・安全を提供するための全社的な取り組み

アルミホイール品質管理の徹底

1.アルミホイールの品質基準

当社ではすべてのアルミホイールにおいて国土交通省の定める「軽合金製ディスクホイールの技術基準」に適合した製品を取り扱っております。 また、2020年以降新たに採用するアルミホイールは安全性に係る客観性を担保するため、VIA登録された商品のみを販売してまいります。 (2019年以前に採用したアルミホイールは一部 JWL、JWL-T 表記のものもございますが、すべて各技術基準に適合しており、品質・強度の基準は同一のものです)

JWL
国土交通省が定める「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」に適合している製品に付されるマーク。
このマークは乗用車(乗用定員 11 人以上の自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く)用軽合金製ディスクホイールに適用されます。
製造者自らの責任に於いて試験を行い、上記技術基準に適合した製品に「JWL」のマークを表示します。
JWLマーク
JWL-T
国土交通省が定める「トラック及びバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準」に適合している製品に付されるマーク。
このマークはトラックおよびバス用軽合金製ディスクホイールに適用されます。
製造者自らの責任に於いて試験を行い、上記技術基準に適合した製品に「JWL-T」のマークを表示します。
JWL-Tマーク
VIA
JWL、JWL-T の技術基準に適合しているか、第三者機関である一般財団法人日本車両検査協会による確認試験を行い、
JWTC(自動車用軽合金製ホイール試験協議会)規定に適合していると認定・登録された製品に付されるマーク。
VIAマーク

2.アルミホイールの品質管理体制

【生産】

当社オリジナルアルミホイールは、JWTC(自動車用軽合金製ホイール試験協議会)の承認を得た試験設備を有した工場で生産され、 JWL、JWL-T の技術基準に基づいて強度確認試験が行われています。 なお、強度確認試験は以下の 3 種類によって行われます。

① 回転曲げ疲労試験
カーブ走行時など、アルミホイールの横方向にかかる負荷への耐久性を確認する試験
② 半径方向負荷耐久試験
直進走行時など、アルミホイールの垂直方向に係る負荷への耐久性を確認する試験
③ 衝撃試験
突起物や縁石などに乗り上げたりした際の衝撃に対するアルミホイールの強度を確認する試験
a) 試験設備承認書
試験設備承認書
b) 回転曲げ疲労試験機
回転曲げ疲労試験機 回転曲げ疲労試験機
c) 半径方向負荷耐久試験機
半径方向負荷耐久試験機 半径方向負荷耐久試験機
d) 衝撃試験機
衝撃試験機 衝撃試験機

【商品選定について】

当社オリジナルアルミホイールは、JWL、JWL-T の技術基準に適合しているか確認のうえ仕入れを行っております。 また、2020 年以降採用する当社オリジナルアルミホイールはすべて VIA 登録をします。 その他、国内ブランド商品につきましては VIA 登録商品のみ取り扱います。

【入荷時検品】

全商品の認証テストの確認。アイテムごとにサンプリングし、検品を実施します。

  • 発注した商品との相違はないか(製造年、カラー、サイズ、数量)
  • 技術基準の認証済みの商品か (JWL、JWL-T、VIA が正しく刻印されているか)

【出荷時検品】

全ての商品に対して、検品を実施します。

  • アルミホイールに初期不良はないか(塗装の状態、傷、汚れ、欠損など)
  • 受注した商品との相違はないか(カラー、サイズ、数量)
  • JWL、JWL-T、VIA が正しく刻印されているか
  • 組込時の傷やエア漏れ、バランス不良はないか(タイヤホイールセット)

【工場視察・第三者機関による強度試験の実施】

工場視察や強度確認試験の立会いなど、安全への取り組みをすすめてまいります。 また、自主的に第三者機関による強度試験を定期的に実施し、客観的かつより高い安全性を担保してまいります。

3.情報開示

【販売】

Web サイトにおける商品説明ページやカタログにて、アルミホイールの安全性についての情報を開示しています。 販売するアルミホイールをお客様に安全にご利用いただけるよう、商品ごとの適合車種を Autoway LOOP や各通販サイトにて表示しています。

LOOP 車種検索画面
各 EC 用車種検索画面
EC 商品説明内適合車種画面

安心・安全を提供するための全社的な取り組み

1.組織体制の強化

アルミホイールプロジェクトチーム

【現 状】:デザインや、サイズ、価格、適合車種、入荷数を議論。 【今 後】:現状 + 品質管理が徹底されているかの確認 + お客様からのご相談等の確認・対策を行ないます。

品質管理推進室

アルミホイールプロジェクトチーム 等で決まった商品が、品質基準をクリアしているかの確認を行ないます。 品質管理推進室を設置し、品質管理を強化します。

外部コンサルタント

アルミホイール プロジェクト の議事録チェック、プロジェクト会議への定期的な参加、アルミホイールの設計図の確認、 マッチングの確認、法令・制度の情報提供等を委託します。

2.アルミホイール安全基準に係る社内教育、規範意識の醸成

下記の施策を実施します。

  • 全社員への教育・研修(技術的な研修も含む)
  • エキスパートの育成(アルミホイールの仕入れ・販売に関わる専門知識の習得)
  • 新たに安全基準マニュアルの作成、研修等を実施します。